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大槌町に震災ボランティアに行って感じたこと

 9月4日の日曜日、教化部職員と青年会員とぼくを含めて合計7名で、岩手県大槌町に震災ボランティアに行った。
 今回、大槌町にしたのは台風12号が来たことによる。
 当初は、どこに行くか色々悩んだ末、東京から離れ行きにくい宮古に行くことにしていた。
 しかし、“台風が来ているため宮古でのボランティアは中止にします”と連絡が入った。
 陸前高田に行こうかと考えたが、陸前高田も台風で中止になっていた。
 大槌町は、9月4日ボランティアを受け入れていることをネットで知り申し込んだ。

 これでボランティアに行くのは3回目。前2回は岩手県北部の野田村に行った。
 今回は岩手県南部の大槌町。朝4時に教化部を出発し、現地に着いたのが8時半過ぎだった。9時半の集合時間まで少し時間があったので、被災地に車を走らせた。町の市街地のほとんどが津波にのまれてしまっていて、ほとんどの建物が跡形もなくなくなっていた。その中で大きな建物だけが残っている。言葉にならない光景だった。

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 ボランティアには大型バスが3台来ており、その他にも自家用車で来られていて合計200名近い人がきていたのではないかと思う。
 与えらた作業はがれき撤去だった。
 津波で流されて、家の基礎だけ残っているところの泥やがれきを撤去するというもの。泥だけではなく、瓦や食器、ビン等さまざまなものが埋まっているのでなかなかスコップが入らない。出てくるものを見ながら、それぞれに家庭があり、普通の生活が行われていたものが一瞬にして崩壊してしまったことを感じた。

 実質の作業は10時から14時半までだった。午後からはクワが手に入ったため、作業が倍以上の速さで進んだ。貸し出している道具の多くはスコップでクワは少なかった。この作業はクワがあるだけで作業効率が格段に違うので、ボランティアセンターの方にそのことを伝えた。

 このボランティアに和歌山から来ているおじさんがいた。軽トラの荷台にコンテナのような大きな箱?を付けてそこで寝泊まりしているそうだ。そのコンテナにはミカンと梅の絵とともに“From WAKAYAMA”と書かれていた。同郷であったので、すぐに親しくなった。和歌山弁がなんとも懐かしかった。このおじさん、仕事を定年退職して、ゴルフしたり、飲みに行ったりするわけでもなく、お金はほとんど使うことがないので、この震災ボランティアに来て、どうせなら他の人のために使おうと考えたそうだ。車を改良し、そこで寝泊まりできるようにし、色々な装備を備え、9月からお正月までボランティアをするそうだ。スタッドレスタイヤまで用意していた。ほんとうはもっと早く来たかったそうだが、自治会の仕事を途中で投げ出すわけにもいかず、夏祭りが終わってからこられたそうだ。奥さんは“お正月も帰ってこなくても大丈夫”と言われたそうで、夫婦でこの震災復興に取り組んでおられた。
 お昼にこちらのお弁当のおかずを差し入れすると、なんとあたたいコーヒーを7名全員に入れてくださった。
 このような方々の力が、愛が被災地に集まってきているのだなあと感動した。
 おじさんには帰り際に『いのちの環』を手渡すことができた。ちょうど、震災復興に関することだったのでぴったりだった。

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 そして、もう一人話したのは、広島から会社の休みをもらって一人で来ていた青年の方だった。ボランティアに行こう行こうと思っていて休みがとれたので1週間の予定で来られたそうだ。当初は釜石のボランティアに行く予定だったが、釜石も台風のため中止に。そこで、休むのももったいない、行動しようと思い、釜石から3千円かけてタクシーに乗ってかけつけられた。この日が初日だったそうだ。生長の家の話をすると、呉に住んでいて、生長の家の呉道場のことも知っていた。大槌から釜石までバスで帰るというので、我々も釜石を通るため車に乗ってもらった。帰り際に『日時計24』をお渡しした。

 他にも大型バスで長野県から来られていたり、運送会社の方が岐阜から、ご夫婦で来られている方もいた。
 全国の皆さんの愛念が今、被災地に集まってきているのをひしひしと感じた。
 また実際に被災地に来ることができなくても、祈り、支援してくださっている多くの方々がいる。
 その多くの皆さんの善意が、愛が、これからの復興を成し遂げていく大きな力なのだと実感した。

 県外からのボランティアの受付を終了した市町村もあるが、大槌町はまだまだこれから多くの人の手を必要とするところだと思う。我々200人足らずで一日でできた範囲はとても限られている。がれき撤去が手つかずの地域もまだ多かった。
 継続して行っていく必要性を感じた。
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コメント

No title

今回、私も参加させていただき、この経験が大きな財産となりました。
多くの人達の愛と、岩手の方達の力強さに、私自身が逆に励まされました。
また次回行きたいと思います。

No title

S10さん、運転ありがとうございました。
とても心に残るボランティアでしたよね。
是非、また続けていきましょう!

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